先日に引き続きデザインの話です。
デザインに大切な事。それは前髪の時にもお話した、経験、技術向上の努力、流行への関心です。
まず、技術のお話。デザインを作るにあたって必要なカット技術を紹介します。
ハサミを使った技術ワンレングス、レイヤー、グラデーション。すきバサミを使うボリューム調節です。
センスもかなり大事なのですが、どんなに素晴らしい髪型の知識があってもそれを表現する技術がなくては再現できません。そして技術の手法の知識も必要です。
ワンレングス→段カットではない内巻スタイル
レイヤー→段カット
グラデーション→少しだけ段が入ってるカット
シャギー→長さがバラバラ(沢山髪をすく)
最近では段を入れないワンレングスのベースが流行ってるようですが、本当にワンレングスにするとカツラっぽくになります。結論からいうとヘアカタログのスタイルの殆どが少し段が入ってます。
ワンレングスに見えるだけなんです。
なぜそうしないといけないのかというと、顔型に似合わせるためには長さ調節が必須なのです。すきバサミで段調節したりします。シャギーで横の広がりを抑えたり、自然に段差が入ります。
顔型に似合わせるためのカット技法
レイヤー→縦長シルエットで丸顔対策
グラデーション→丸いシルエットで面長対策
シャギー→毛量調節(シルエットを綺麗にする)
カリスマでのカットベーシックには、ワンレングスはありません。すきバサミやシャギーで必ず段を入れてあなたに似合うシルエットを作るように提案しています。
次回もカットのデザインのお話しです。お楽しみに。