2013年12月6日金曜日

カリスマQ&A【第二回目】

昨日に引き続き、今日の記事も質問コーナーです。

Q1市販のシャンプーで何を使ったら良いのか。美容室のシャンプーだと、どうしても高価格になってしまうので、良いものがあるようなら教えて下さい。

A まずはじめに「成分」のお話をしたいと思います。この知識があれば、市販品、サロン専売品に関わらずシャンプー全般に対する選択基準をひとつ増やすことができます。
市販品でもサロン専売品でもどちらでもいいです。シャンプーボトル裏面に記載されている全成分に目を通してください。
そのシャンプーには「ラウレル」「ラウレス」これら2つのキーワードのうちのどちらかは入っていますか?(例:ラウレス硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、等)
美容師の意見としては、これらの原料が入っていないシャンプーをお勧めします。
これらは石油由来の界面活性剤で、毛髪にも頭皮にも、一般で考えられている以上に生体への刺激が強い物質です。
しかし残念ながら、市販品のシャンプーはこれらの物質が入っていない製品が極端に少ないのが現状です原料が大変安価で低コスト大量生産に向くため、頻繁に使用されているのです。
頭皮や髪が丈夫な方なら、特に問題は起こらない場合も多いですから、費用対効果で選択することもあるかと思います。ですが「特にお勧めできない方々」がいらっしゃることも事実です。
・アレルギー体質をお持ちの方
・乾燥肌タイプの方
以上に該当する方には、美容師の立場としてはやはりお勧めできません。石油系シャンプーはどうしても刺激が強すぎるので、大小様々な皮膚トラブルが起こる可能性があるからです。
アレルギー体質の方にお勧めできない理由は、当然ながら皮膚に様々なアレルギー反応が起こるためです。
それでも、重いアレルギー反応が出る方ならば、ほとんどの場合すぐに原因物質を特定、対策を打ち、使用を中止する流れになるかと思います。注意したいのはむしろ「ごく軽いアレルギー体質の方」でしょう。アレルギー反応の症状が軽いため、使用を中止する機会になかなか恵まれないことが多いからです。
不快な状態だが原因不明であるため、仕方なく諦めている…というケースも多くあります。
シャンプーに対する軽いアレルギー反応でよくあるのが「フケや痒み」です。フケや痒みの原因は複数ありますが、このケースに該当する場合は、シャンプーを変えると、問題が解決する可能性が高いです。
乾燥肌タイプの方にお勧めできない理由は、石油系界面活性剤の「洗浄力の強さ」です。
乾燥肌タイプの方は、普通肌タイプの方と比べて、皮脂の分泌量が少ないことが多く、そのような方がラウリル、ラウレス系のシャンプーで洗浄すると、頭皮のバリアの役目を果たす皮脂まで落としてしまい、頭皮の潤いが逃げやすい状態になってしまいます。この場合も、乾燥からのフケや痒みにつながることが少なくありません。
市販品シャンプーには「しっとり」「サラサラ」などのうたい文句がありますが、あれは毛髪への効果を表していますので、しっとりタイプを使用しても頭皮が潤うわけではありません。
乾燥肌タイプの方は、できるだけ洗浄力のやさしい製品を選ぶといいでしょう。

質問では「良い市販品があったら教えてほしい」とのことでしたが、あなたの頭皮や髪の毛が丈夫で、かつ、頭皮がオイリータイプの方でしたら、市販品のシャンプーで差し支えないと思います。
※しかし、乾燥肌が進行すると防御反応としてオイリー肌に傾く場合もありますので注意が必要です。

Q2 (つづき)シャンプー、トリートメントどちらが大切ですか?どっちに拘った方が良いですか?
 

A 市販品のトリートメントでも髪を傷ませる成分が入っていないので、シャンプーに比べて安全ですので、シャンプーに拘りましょう。成分に「ラウレル」「ラウレス」が入ってるシャンプーは髪も傷ませます。

頭皮の皮脂分泌量と洗浄力のバランスでシャンプーを選びましょう。

Q3 簡単にできる髪のアレンジの方法があったら教えて下さい。

時間かけずに結ぶだけなら速いですよ。ただ結ぶだけだと淋しい印象を与えそうならば、ゴムだけではなく、ピンも使用しましょう。結んだ後に毛束でゴムを隠しましょう。(毛束でゴムの上からグルグル巻にしてピン止めで隠します。)残りの毛束はカールアイロンで巻いたりすると2倍かわいくなりますよ。

ポイントはカッチリ作らない。後れ毛もわざと顔回りに作ったりしても良いと思いますよ。

Q4 (つづき)髪を巻かないでも、なんとかなりますか?

A だとしたら、結んでゴムを隠した後、全部の毛束をねじって捻っておだんごみたいにしてピンで止めましょう。ピンは大きめを選んで大きく開き、上のピンは毛束、下のピンは土台(地肌)に刺すと外れにくくなります。(美容師はその方法で基本的にはピンを使います。)

まとめ髪についてはいずれまた記事にしたいとおもいます。明日はパーマとカラー、縮毛矯正とカラーの同時施術についてお話します。

0 件のコメント:

コメントを投稿