2014年7月18日金曜日

ヘアカラーの塗り方【基本編】

今日の記事は染め方(塗り方)のお話です。最も基本的なリタッチ(新しく伸びてきた地毛を染める事)ワンメーク(根元から毛先まで染める)の染め方についてお話ししたいと思います。


美容師の新人一年目で、一番初めにお客様に触れる(施術)技術がシャンプーなのは、みなさん何となく想像がつくと思いますが、シャンプーが合格すると次に入る技術がなんと


ヘアカラーなのです。


一見簡単そうに見えますが、刺繍やお裁縫のように細かい技術なのではないかと僕は思っています。いろいろな塗り方もありますし、どんな塗り方でも良いと思います。しかし、


塗る技術も大事なのですが、なによりも染まりあがりが大事なのです。


染まりあがりを明確にし、それを前提に塗らなくてはいけません。しかし、本当に美容師全員が正しい染め方を心がけているのでしょうか。


意外と助手の美容師は担当者の指示通り塗ってるだけで、仕上がりをイメージしていないというお客様にとって恐ろしい染め方(塗り方)している場合があります。


カリスマでは助手についてもらう場合でも、必ず仕上がりをイメージしてもらい、お客様に安心して頂けるような染め方を心がけております。


それでは、本題の
染め方(塗り方)を解説していきたいと思います。


ヘアカラーの基本の理論


一番染まりが早いのは→根元
一番染まりづらいのは→中間


です。毛先に関しては初めて染める場合はそまりづらく、傷んでいたり、ヘアカラー経験がある毛先はそまりやすいです。


新生毛を明るくするときは、塗る時に最も気をつけなくてはならない事があります。それは新生毛既染毛のジョイント部分(つなぎ目を越した1cm)までしっかり塗る事です。塗らないと新生毛はしっかり明るくなりません。
しかし、既染毛のジョイント部分1cmが明るくなる」という染まりあがりになってしまう心配があります。


ですのでカリスマでは根元1cmは中間より少し暗めに染めています。そうすることによって次回染める時にジョイント部分(つなぎ目を越した1cm)がキレイに馴染むのです。既染毛のジョイント部分1cmが明るくなる」ことが回避できます。


なお、根元1cmは中間より少し暗めに染まっていても、光の関係で暗く見えないのです。(先ほど言ったように一番染まりが早いのは→根元なので明るくなります。)
他の利点は頭皮(地肌)近辺なので、弱いお薬で染めているため、低刺激です。(ゼロテクなら無刺激)


以上、カリスマでの基本的な染め方でした。

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